上、中、下巻で丁度30日かかった。(ニート、読書だけ全振りで。上、中、下→11日、9日、10日)
手元に人物相関図印刷して置いておいて、登場人物のリストも印刷しておいておくと、読書が捗った。それでも30日。
「長いーなー」って思いながら、下巻の530ページ読むまでずっと修行感が抜けなかった。けど、530ページあたりから凄い話がまとまって行って、納得だった。
※橋爪大三郎さんの、「聖書系の本」とか、「構造主義、マルクスの本」(←西洋の思想史的な感じ)とかを読んでたのが、ドンピシャでカラマーゾフの兄弟の理解が捗った。(「罪と罰」、「地下室の手記」を読んでたのも。)
超暴論感想
科学的な思考と、聖書的な思考の折衷案、みたいな感じかなー
こっから外は勝手な主観になるし、こっから外は神秘になるし。みたいな。
今まで、考えなくて良い、無駄なこと考えてたかもなー。ってのは読んで気づけた。
そして感覚的に読んだ感想は、人生で考えておくべきある思考領域があって(正解はないような)、そこに一個基準となる線とか点を打ってくれるような本やなーって感じ。
くそ抽象的な感想だけど。
寝て起きたら、脳内にドストエフスキー生えてくる現象
みたいな感覚になったのは、初めてやったわ。(消えてったけど。)
「地下室の手記」、「罪と罰」読んでたから、ドストエフスキーのこと掘り下げてたからかもしれん。
苫米地英人さんが、同じ本3回読むと、作者の視点になれるみたいなこと言ってたから、カラマーゾフの兄弟あと2回ぐらい読んだら、もっと頭にドストエフスキー生えてくるんかなー?ってちょっと楽しみに感じた。
だいぶドストエフスキーが自分の中にいてくれるのは心強い感がある。
夏目漱石も読んでみたくなったり。
日本人の小説家も1人ぐらい掘り下げて見たい感はある。
ドストエフスキー1人でも良いんだろうけど、なんか西洋的な気もしないでもないから、夏目漱石ぐらいは内面化してみたいなーとか思ったり。
後期三部作全部読んでみたいけど、「当分は小説読むの良いかな。」ってぐらい結構分量が重い小説だったわ。
疲れたけど、間違いなく読んで良かった。た
たぶん今後、色んなところで、頭の中の髭面のおっさんが顔出してくれそう。
追記 読後感
「世界の傑作だ〜。人生変わる〜。」って感覚よりも、僕的には人間になった感がある本だった。
肥大化した自意識とか、無理な人類愛とかは必要ない。人間のできる範囲があって、そこでよく生きよう。地に足つけて生きるか。
みたいな感覚を受けた。
まあ、その感覚を与えられるのが、ヤバいんだろうけど。
エナジードリンクとか、SNSの非日常感みたいなものはないかもしらない。
けど、長期的には自分の土台が、現実的にレベルアップしてるのかな?
っと、読んだ当日に書いてます。まだ分からん。
そして、もう読んでしまったから、読む前の自分が分からなくなっている。
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