街中で「まんこ!!」と叫んだ。
でもなぜか、警察👮が来た。私は困惑し、「だから、すぐそこの湿地帯の〜」と弁明した。
👮「ああ『まんこ』ね。湿ってるもんね。」
ワイ「そうです。まんこ観光したくて」
私は安堵した。しかし今は牢屋にいる。
↑ぐらいの文学 https://t.co/MV74kLeo8C
— テクノブレイカーTDN (@sbOChyS2rZk6MpT) October 4, 2025
↑流石にネタなんかな?
Xにこういう流れがあるんですかね?10万いいねもついてると、流石に訂正してくれる人が現れそうだけど、引用リツイート見てもあんま見当たらないんですよね。半信半疑なんですけど。
なので、この詩の良さが分からない男性向けに解説してあげましょう。
説明の流れ的に、引用ツイートの2枚目「恋」から説明します。
「恋」解説
◆恋◆
最近教室でよくぶつかってくる男子がいる。
危ないから友達に相談してみた。
A「これって“故意”かな?」
B「まあ“恋”なんじゃない?」
A「だよね、そんなことする理由聞いてくる」
B「え、理由?」
A「うん」
B「いや、だから“恋”なんだって」
どうやら話が噛み合っていない。
友達と見合わせて唸った。
AB「「こい?」」
説明のため、ぶつかってくる男子をX君としましょう。(女子たちをABとします)
一見この詩は、B子が、「ぶつかってくる男子X君が恋してるんだな。それをさっさとA子気づけよ。」って言ってる詩に見えますけど、最後のカッコが二重になってるのと、ひらがなの「「こい」」になってるのがポイントなんですね。
A子が恋してると気づいたとしたら、「恋?」表記で良いわけですし。
だけど「「こい?」」表記で、A子もB子も驚いてるってことは、なんか意味があるわけです。
じゃあB子が驚いてる視点で本文眺めましょう。最後の「「こい?」」をB視点の「故意?」に変えてあげましょう。
読んでいくと・・・・
◆恋◆
最近教室でよくぶつかってくる男子がいる。
危ないから友達に相談してみた。
A「これって“故意”かな?」
B「まあ“恋”なんじゃない?」
A「だよね、そんなことする理由聞いてくる」
B「え、理由?」
A「うん」
B「いや、だから“恋”なんだって」
どうやら話が噛み合っていない。
友達と見合わせて唸った。
B「故意?」
A子はぶつかってくる男子が、恋してるってことに気づいてない。さっさと気づけよ。と思っている。
だけど、何回言っても理解しないから、どういうことだろう・・・恋、こい、故意!?
あっA子は、もうすでにX君に恋してるのか!?
A「故意かな?」ってのは、X君のことが好きだから、「故意でぶつかる理由はなんでだろう」って意味だったのか!?
もうすでにA子は恋に落ちてたのか!?って気づいて驚いた。って詩ってことですね。
で、A子が恋してる視点でもう一度本文読み直してみましょう。最後の行はA子視点の「恋?」に変えてます。
◆恋◆
最近教室でよくぶつかってくる男子がいる。
危ないから友達に相談してみた。
A「これって“故意”かな?」
B「まあ“恋”なんじゃない?」
A「だよね、そんなことする理由聞いてくる」
B「え、理由?」
A「うん」
B「いや、だから“恋”なんだって」
どうやら話が噛み合っていない。
友達と見合わせて唸った。
A「恋?」
A子「私X君が好きだけど、なんで故意にぶつかってくるんだろう・・・。」
B子「こいでしょ」
A子「故意・・・こい・・・恋!?」「X君も恋してるの!?」
って、A子はX君のことが好きだから、X君も私に恋してるなんて微塵も思えなかった。だけど周りから見て、X君も恋してるように見えるの!?両思いかも!?って詩なわけです。
エモすぎる詩でしょ。
ここまで理解して最初の1、2行を読むと、
最近教室でよくぶつかってくる男子がいる。
危ないから友達に相談してみた。
ここは、A子のナレーションなわけですけど、
A子「危ないから友達に相談してみた。」
危ないからってのは、A子はB子に、X君に好意があるの悟られたくないんだな。だから、「危ないから。」って言い訳してるんだな。ってのが感じられて、すごく女性っぽい言い訳でかわいいですよね。クカ
「同じなのに」解説
◆同じなのに◆
「もう一生離したくない」
この言葉が彼との関係を決定付けたものだった。
頼りがいがあって素敵な人だった。
それでも、時間は感情までも風化させて、
冷め切った空気の中喧嘩して呆気なく別れた。
「もう一生話したくない」
彼はそう言って背を向けた。
同じ発音の言葉なのに、どうしてこんなにも辛いの。
引用ツイートの3枚目の作品です。
「離したくない」と「話したくない」で同じ「はなしたくない」なのに、こんなにも意味が違うのかって詩です。
解釈のポイントは3つぐらいあるかなと思ってて、1つ目が、
1作目で分かったように、女性ってめちゃくちゃ頭良いです。言語能力高いです。言葉遊び上手いです。
そんな女性達が感じる、「はなしたくない」って音は同じなのに、人間は状況によって、同じ音でもこんなにも受け取る感情が変わってくるのか。
って文章は、なんとなく趣深さがありますよね。言語や人間の奥深さを感じます。
もう1点は、
女性向けの作品なので、男性キャラは、女性の需要に適った、かなり魅力的な男性だと思うんですよね。
「まんこまんこ」なんて言わないし、女性を大切にする男性キャラなんだと思います。
そんな頼れる、誠実で素敵な男性が、「離したくない」とまで言うぐらい惚れていたのに、
「話したくない」とまで言わせるぐらい、私のことを嫌いになる。
そんな時間の流れの儚さを表現してる詩とも取れますね。
3点目の最後の解釈説明すると、(たぶんこれが本命かなと思いますけど)
本文の内容は、「はなしたくない」って言葉が彼との関係を決定付けたって内容ですけど、
最初の「離したくない」が関係を決定づけたのか、
最後の「話したくない」が関係に終止符を打ったと言う意味で、関係を決定づけたのか。
どっちの意図で言ってるのかの考え方で、意味も変わってきますよね。
で、1作目で見たように、意図がある時には、ひらがなで「「こい」」と表現するような作者が、
「もう一生離したくない」
この言葉が彼との関係を決定付けたものだった。
と、このの前が、「離したくない」の表記なので、彼との関係に決定づけたのはこっちの「離したくない」なんだと思うんですね。
じゃあ、最初の「離したくない」って一言が今後の関係を決定づけたと考えて本文読んでいくと・・・
◆同じなのに◆
「もう一生離したくない」
この言葉が彼との関係を決定付けたものだった。
頼りがいがあって素敵な人だった。
それでも、時間は感情までも風化させて、
冷め切った空気の中喧嘩して呆気なく別れた。
「もう一生話したくない」
彼はそう言って背を向けた。
同じ発音の言葉なのに、どうしてこんなにも辛いの。
女性は「離したくない」なんてワードを使う男は「いずれ冷めるだろうな。」ってのが薄々分かってたとも取れますよね。熱しやすく冷めやすい男だろうなと。
だけど冷めると分かっていても、この男性とは別れられなかった。それぐらい好きだった。そして別れの時がきてしまった。その切なさ。
それを表現した詩なのかなと思います。
本のタイトルが「すべての恋が終わるとしても」だから、この解釈合ってそうですよね。
そういう視点で見ると、「呆気なく別れた」「もう一生話したくない」「背を向けた」みたいなワードが、クズ男っぽさを表してるようにも見えますよねクカ
「赤い糸」解説

◆赤い糸◆
初めて恋人と付き合う以前のことを話した。
男「付き合う前って、よく街中とかで偶然出会したりしたよね。おかげで恋人になれたわけだし」
女「……」
男「赤い糸で繋がってたのかな」
女「違うよ」
男「うん?」
女「私の意図だよ」
この時ようやく恋人の片思いしていた頃の話が聞けた。
女「この“いと”が切れないようにね」
本文には、女側、男側どっちが発言してるか、書いてないんですけど、説明のために付け足しました。
ー解説ー
(1行目)初めて恋人と付き合う以前のことを話した。
この詩は男性ナレーションです。
恋人と打ち明け話をするぐらい、仲良くなってきたんでしょうね。
女性は、たとえ付き合った人でも、手の内を晒さない生き物です。
それが例え結婚しても。女性って凄い生き物ですよね。
さあ、後の行でどんな展開になるのでしょう。
(2行目)男「付き合う前って、よく街中とかで偶然出会したりしたよね。おかげで恋人になれたわけだし」
男側は、休日に部活だったり、服を買いに行ったり、友達と遊んだり、何かしら、予定がある、陽キャな男子なんでしょう。良い男なんだと思います。
(2行目)男「付き合う前って、よく街中とかで偶然出会したりしたよね。おかげで恋人になれたわけだし」
(3行目)女「……」
(4行目)男「赤い糸で繋がってたのかな」
ここは、仏教の「縁」みたいな概念を語ってるパートですね。
女性って、男が思うよりも人間のことを分かってます。
「人はこう動いたら、こう動く。」みたいなのが、よく見える生き物です。
だから、社会とか学校で、「人間関係こうなって行くな。」みたいなものが男よりも見えてる生き物な気がします。
女性が、「この人と付き合うと思った。」って言うの聞いたことないですかね?
女性は、運命や因果みたいなものを男よりも感じてる人が多い気がします。
で本文に戻って、
男性側は、女性とたまたま街で出会ったと思ってる。
因果を越えた、「奇跡」みたいなもののおかげで出会えたと思ってるわけですね。
「奇跡」に感謝するぐらい、女性に惚れてるわけです。
(4行目)男「赤い糸で繋がってたのかな」
(5行目)女「違うよ」
(6行目)男「うん?」
(7行目)女「私の意図だよ」
ここは、超越論的な、奇跡的なもので、男女が出会ったと思ってたら、実は女性側の自由意志だった。ってパートですね。クカ
女性側は、「男性側の好きなブランドとか」「誰と友達で」「どこでよく遊ぶか」「いつ出没するか?」とか人脈を使って調べてたんでしょうね。
そして、週末に出会すように、タイミングを狙ってたんでしょうね。
運命を切り開く、強かな女性ですね。
(8行目)この時ようやく恋人の片思いしていた頃の話が聞けた。
「ようやく。」ってことは、男性側も、付き合う前の女性がどう思ってたか気になっていたわけですね。
だけど、それをずっと隠してたのか。
この女性は、僕が思ってるよりも、凄い強かな女性なんだな。
ってことに気づくわけですね。
一筋縄ではいかない女性だなと。
(9行目)女「この“いと”が切れないようにね」
いとは、「糸」と「意図」がかかってるわけですけど、
女「この意図が切れないようにね」
人間関係は「運命の赤い糸」みたいなものじゃなくて、人間の自由意志で繋ぎ止めておくものだからね。
私の意図(好意)が途切れないように、私を愛し続けてね。
みたいな、最後の1文で、男の1個上から見てる女性視点が立ち現れてくるって、詩なわけです。
で、最後ちょっと解釈付けたしすぎかなとも思いますけど、
本のタイトルが「すべての恋が終わるとして」・・・
男性側は、この女性が思ったよりも上手だと感じて惚れ直したと同時に、いずれ自分の元からは去っていくだろうな。それぐらい魅力的な女性だな。って切なさを感じる詩なのかなと思います。
あえて男性ナレーションにしてるので、この解釈ありかなとも思います。
女性の凄さに畏怖するって詩でしたね。
X民にもぜひ読んでもらいたい詩です。
最後に45歳男性の名作を見てみましょう
街中で「まんこ!!」と叫んだ。
でもなぜか、警察👮が来た。私は困惑し、「だから、すぐそこの湿地帯の〜」と弁明した。
👮「ああ『まんこ』ね。湿ってるもんね。」
ワイ「そうです。まんこ観光したくて」
私は安堵した。しかし今は牢屋にいる。
↑ぐらいの文学 https://t.co/MV74kLeo8C
— テクノブレイカーTDN (@sbOChyS2rZk6MpT) October 4, 2025
エモいですね〜。
まとめ
まあ、詩なんで色んな解釈ありますけど。
なんか真面目に解説しちゃったけど、これってもしかしてネタツイに釣られたのかな?
10万いいねもついてるけど、引用リツイートとか見ると、分かってないバカな男達しかいないんですよね。(女性でも分かってない人結構いたわ)
本当に世の中こんなバカがいるんですかね?
凄い半信半疑なんですけど。
(追記)
tiktokだからって、先入観持って、バカにしてる人が多いんですかね。
人間の先入観って凄いなって思いました。
