アンナカレーニナ最後の8章で、リョービンが、色々経験して、考えたりして、自分の大切なものを見つけて、それを神とかって表現するんだな。
みたいな領域に行くんだけど、読んでて、
「あー本当にそうやなー。良いこと言うなー。」
ってなるんやけど、
まだ人生経験とか、思考が甘い俺が、結論だけ受け取ると、
カレーニンみたいに、世間が押し付ける倫理感とか、当たり前とか、正義感を、実行しようとしてしまう感があるなー
自然体を目指そうとするんだけど、手を抜いた楽な生活をしてしまったり。(それも違う)
人間それぞれ、生まれとか、遺伝的な特性とかで、行動特性あるよな。結局は。みたいな話も間にうけてしまって、「あっ俺って今のあんまり良くない状況から抜けられないのかもな。」みたいな絶望感が出て来たりとか。(これもたぶん違う)
リョービンが色々もがいて、自分の中の、これが核だな。ってところをつかんでるから、俺も1回読んだだけでそんな、自分の中の大切なもんなんか分からないな。
そして、リョービんは、学問的な思考とか、本を読みまくってその思考に慣れすぎると大切なものを見落としてしまう。みたいなことを言うけど、
でも、本を読みまくったからその境地にも辿り着いてる感もあるし、本を読んで得た能力を活かして、神とかそう言った概念の感覚掴んでるから、本は読まないといけない気がするわ。
たぶん、本質だけ伝えても、間違って解釈するから、
本質を伝えるまで、ばちくそ沢山の文章読ませたんだろうな。アンナカレーニナでは。